「インターネット」と「イントラネット」
インターネットでは「TCP/IP(てぃーしーぴーあいぴー)」という、コンピュータ同士が通信を行う際の決まったやり方(プロトコルと呼びます)で通信を行っています。そのおかげで、メーカーの異なるパソコン(Windowsパソコン、Macintosh等)や携帯電話であっても、ホームページを表示したりメールを送受信したりすることが可能です。
皆様がご存知のとおり、インターネットにさえアクセス出来れば、どこの国のホームページも見られますよね。インターネットに繋ぐパソコンや携帯電話は、どんなものであってもすべて同じやり方(TCP/IP)で通信するからこそ、こんなに便利にインターネットが使えます。
その同じやり方を、企業や学校等の、限られたネットワーク上でも使おうというのが「イントラネット」です。下図を見てください。
企業では一般公開したくない機密データ、およびコンピュータシステムがありますよね。ひと昔前にコンピュータシステムを構築する場合、インターネットとは異なる独自の方式で通信を行っていました。これではコストがかさみますし、パソコン上のソフトウェアを更新したり、管理したりする必要があります。パソコンが数台ならいいですが、台数が増えてくると管理の手間も台数に比例して膨大になります。
そこで、イントラネットの登場です。企業内ネットワークでもインターネットと同様の通信の仕組み(TCP/IP)を利用し、インターネット向けの機材やサーバをそのまま流用しつつWebの仕組みでコンピュータシステムを構築するのです。
イントラネット上にシステムを構築すれば、インターネット向けに販売されているもっと安い製品群から選ぶことが可能になります。つまり、ひと昔前までの、独自の方式でシステムを構築した場合よりコストが安く済みます。
そんなメリットがありますが、イントラネットとインターネットの最大の違いは、上図の様に、インターネットからはアクセス出来ない内部ネットワークということです。他にファイアウォール等の仕組みでセキュリティを確保する必要はありますが、Webブラウザをベースとした各種Webシステムはイントラネット内で非常によく使われています。(例:社内SNSやグループウェア等)
ソースコードとは?
プログラムには必ずソースコードがある。ソースコードとは、プログラミング言語のコードが書かれたテキストファイルの事だ。そのテキストファイルをPHPモジュールが解釈して、ソースコードに書かれた通りの処理を行ってくれる。逆に言えば、ソースコードがないとプログラムは動かない。プログラムの動作を詳細に示した設計図みたいなものだ。
HTMLを書いた事がある方ならイメージしやすいが、テキストファイルとしてHTMLタグを記述後、拡張子を「*.html」にして保存する。その後そのファイルをWebブラウザで開く事によってhtmlファイルに書かれた内容をWebブラウザが解釈し、デザインされたWebページとして表示してくれる。それと同様に、PHPを初めとしたプログラミング言語ではソースコードにプログラムを記述し、(コンパイル言語ならコンパイル後に)プログラムとして動作するのだ。
「第4回初心者向けPHP講座」の記録 その1 〜XAMPPインストール編〜
今回からいよいよPCを使いながらPHPプログラムを作っていきます。まずはその準備として、PHPの動作環境を作ります。
講師の私はWindows XPマシンとMac OS X 10.6マシンの環境があるのでどちらでもよいのですが、この講座では生徒さんの都合で両方混在で行います。
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